当初は迷いながらも続けた生活クラブ

こんにちは、今川です。2016年5月に生活クラブに加入して、気が付けば1年半。

国が認める食品添加物の1割しか使用しない生活クラブ。食の安全性へのポリシーを信頼して買い物ができることにとても満足していて、今はなくてはならない存在になっています。

当初は何を注文して良いのか、又食材宅配を利用するメリットがわからなくなった時期もあり、辞めるか迷いながら、続けていた時期もありました。

そんなとき、「とりあえず続けよう」と思えたのは、生活クラブに加入することで、オリジナル商品のドッグフードを安く購入できていたためです。

私が今まで試したドッグフード遍歴なども後述しますが、生活クラブのドッグフードに変えたところ、ワンコの便通がとってもよくなりました。また、ドッグフード特有の嫌な臭いもありません。

何よりも、市販のドッグフードは食品添加物たっぷり、粗悪なお肉を使用することが多いと言われている中で、「このメーカーのものは安心」と信頼できる商品に出会えたことが嬉しいです。

生活クラブ　ドライドッグフード成犬用
500g　983円（税込）・2kg　3,736 円(税込)

当初は2kgのものを購入していましたが、友人の獣医さんに「ドッグフードは一度開封すると酸化が始まるから、開封してから1ヶ月経過したものはおすすめしない」と言われ、現在は500gを購入しています。

確かに1袋2kgより割高ですが、1袋500gを4つ買っても、2kgのものと196円の差しかないので、こちらを買うようになりました。

現在は手作り食メイン（羊肉・鶏肉・魚＋野菜）に、生活クラブのドッグフードをトッピングする形式で落ち着いています。

飼いはじめた当初は市販の格安フードを購入

保健所から引き取らせていただいた犬を飼いはじめたのは2013年でした。実家で犬は飼った経験はありましたが、自分自身が飼い主となった経験ははじめてです。

当初はドッグフード＝ぺディグリーチャムやビタワンぐらいしか認識しておらず、高級ドッグフードの存在すら知りませんでした。

飼いはじめた頃は近くのドラッグストアで市販のドッグフードを購入。実際に購入して気付いたのですが、ドラッグストアで売られているような安価なドッグフードは基本的に臭いんです。

安いウェットフードなどは缶を開けると、何とも言えない臭いがします。そして当然ながらそのドッグフードを食べている犬の便も同じ臭いがします。

はじめは「これがドッグフード」と思っていましたが、だんだん「ドッグフードとは言え、こんな臭いがするっておかしい」と思い、「自分が食べたくないと思うものを犬に食べさせること」への違和感も感じ始めました。

当時は今ほど食の安全性について興味が高くはなかったのですが、これをきっかけに各ドッグフードの価格の違いについても考え始めました。

代謝エネルギーから、約2週間の食費を計算してみました。

市販の安価なドッグフード　商品A
800円
生活クラブ　ドライドッグフード成犬用
3,736 円
鶏 胸肉 100g 70円
2,940円＋α（ご飯・キャベツ）

鶏肉のみの場合は、実際には雑食になるので、鶏肉だけではなく、キャベツやご飯など穀物類を与えるとして、1食分150kcal分のお肉代として計算しました。

もちろん、鶏胸肉の価格はスーパーの価格を参考にしていますので、簡単に比較はできません。ですが、もし、半額だとしても、安価なドッグフードのほうがもっと安いです。

犬の身体は、人間より随分小さいと言えども、2週間分の食費として800円はやはり安すぎると思いませんか？

それだけ安価なものを作るために、そのメーカーがどんなお肉を使っているのか、成長させるためのホルモン剤、抗生物質が使われていても不思議ではありません。

2017年3月にブラジルの食肉加工業者21社が衛生基準を満たさない食肉を販売したとされる問題が話題にもなりました。

鶏肉や牛肉、豚肉などを扱っていて、このうちの１社は日本に冷凍の鶏肉を輸出している。警察によると、業者は腐った肉製品の見た目や悪臭などをごまかすため、発がん性のある化学物質を使うこともあったという。

ここまでひどいものを使っていないかもしれませんが、いわゆる「人間とは別の犬用」の肉を使わなければ、できない価格なのではないでしょうか。

どのようなお肉からドッグフードが出来ているのかを考えると、ちゃんとしたものを犬に食べさせたいと思ったのです。

ドッグフードにお金をかけ始めたものの・・・

2kg 1,000円程度のドッグフードから「サイエンス・ダイエット 2kg 2,000円」「ナチュラルバランス　1.8kg 3,000円」など、一般的に割高と言われるものを購入するようになりましたが、このような高品質と言われているドッグフードもネット上では様々な意見がありました。

日本のドッグフード業界は遅れていて、欧米のドッグフードはもっと厳しい基準で作られていると見聞きしましたが、海外の製品もどれが良いのか私自身が簡単に判断できるものではなく、ネットの情報だけでは、限界があります。

また、メーカーにここは大丈夫といった確信も持てず、以前よりお金をかけ始めたものの、少しモヤモヤを感じる日々でした。

生活クラブのドッグフードとの出会い

結局、自分たちで１つ１つの商品を厳密に判断できるわけではないなら、「自分たちが信じられるメーカーのものが買えれば・・・」と思い始めました。

そんな時に思い出したのが、母親がずっと利用していた「生活クラブ」です。サービスの詳細はわかりませんでしたが、添加物や食の安全性について厳しい基準を設けていることだけは知っていました。

「あそこなら、ドッグフードに粗悪な肉を混ぜたり、不要な添加物を入れたりしていないはずだ。」

また、生活クラブは生協なので、利益よりも「社会貢献がミッション」です。どうせ買うなら、社会をよりよくしていくために作られた団体のものを買いたい、そう思いました。

そこで、早速HPを見てみると、オリジナルのドッグフードを作っていました。

http://seikatsuclub.coop/activity/20070320.html

生活クラブがなぜ？という声もある中、このたび組合員が中心となりイヌとネコのペットフードを開発し、2007年4月後半から全国で取り組みます。ペットはもはや「伴侶動物」として、特に高齢化社会では大切な役割を果たすようになっています。家族同様のペットにも信頼できる食べ物を与えたい――組合員の願いを汲み上げた生活クラブならではのペットフードです。（生活クラブHPより）

まずは生活クラブでペットフードを開発するにあたって、組合員が様々な種類のペットフードを買い集め、各メーカーに、成分・添加物・原材料など、電話調査を決行。調査の結果、一般的なドッグフードの特長として、以下のことがわかったそうです。

• 着色料や保存料使用
• 原材料はその時の相場で変わるため、世界のどこのものかわからない場合も
• 成分内容は100%書かれていないため、飼い主への情報提供が不十分
• 価格の根拠が不明

安全・安心へ配慮された生活クラブのドッグフード

「家族のように私たちに喜びを与えてくれるイヌやネコに与える食べ物が、これでいいのだろうか。調査したみんなの感想が、実際にペットフードを開発する際の出発点になりました」（生活クラブHPより）

生活クラブのドッグフードには以下の点にこだわって、作られました。

• 私たち人間の食べ物と同じ考え方で100％原材料表示
• できるだけ国産の原材料を使う
• 生活クラブの食品提携先で出てくる余剰材料を生かすことで、原材料の質を落とさず、価格を抑える
• 北海道で道産の原料にこだわって製造するペットフードメーカーと新たに提携し、つなぎに使用する小麦粉まで北海道産を使用
• 保存料、発色材は使わず原材料は100%表示

実際にワンコに与えてみると・・・

このような組合員の思いをのせて作られたドッグフード。

我が家のワンコに与え始めると、便の形やツヤがとっても良くなったのです。

＊はじめ、説明をよく読まず、いきなりドッグフードをすべて変えてしまい、便が緩くなりましたが、慣れてくると正常に戻りました。これは生活クラブのドッグフードが「発酵フード」であることが原因のようです。

今はお肉と野菜の手作り食メインに、生活クラブのドッグフードをトッピングしていますが、生活クラブのドッグフードがないと、少し便秘気味になるので、本当に手放せません。

このドッグフードを摂ることで、腸が良い状態をキープできているようです。

なぜ生活クラブのドッグフードで快調になるのか

前述の通り、生活クラブのドッグフードを見てみると、「発酵フード」と書いてあります。原材料も見てみると、「ビール酵母」といった発酵に関連するような原材料名が表示されています。

「発酵フード」と言っても、馴染がない方が多いと思いますが、ペット用発酵フードについて、こちらのブログがとてもわかりやすく書かれています。ぜひ参考にしてください。

http://mizuing.net/blog/archives/4087

発酵フードとは

• 発酵することで、食材がすでに分解されているため、消化に良い
• 発酵菌から出る酵素で健康に良い
• 発酵することで旨味も増す

健康状態は我が家のワンコは普通に健康体なので、このフードのおかげで健康体なのかどうか実証はできません。また、もともとどんな食べ物もよく食べるので、「旨味も増す」ことについても実感までは至っていませんが(笑)、消化に良いことは前述の通り、実感できています。

価格は安くはないが、高すぎるわけでもない

価格については、決して安くはありません。もし私が犬を飼いはじめた当初であれば、間違いなく「高すぎる」と感じたかもしれませんが。

2kg　3,736 円(税込)　　ですが、お肉の値段を考えると、高すぎるとは感じません。

そして、ドッグフード業界を見ると、海外のものも含めて、高いものはもっとあります。

少し極端な例かもしれませんが、例えば、このアカナというドッグフード、原材料の生産者名までHPに書かれており、割合の高いものは原材料のパーセンテージまで書かれています。
http://www.acanafamilyjapan.jp/

2kg 6,264円(税込)　生活クラブの倍までいきませんが、1.7倍近い価格です。

もちろん、原材料や栄養面でも優れたものだと思うのですが、個人的にはそれならもともとの肉食動物の自然な食事に近い形、自分たちで買うものと同じ鶏肉などを茹でたり、焼いてそのままあげたいと思っています。

そういった意味では、我が家の現在のスタイル　肉（羊肉・鶏肉・馬肉・魚）＋野菜の上に、トッピングとしてドッグフードを追加する方法がとても合っています。

納得できる価格で、その家庭にあったスタイルで、自分たちが信頼できるメーカーのものを買う、実際に商品を見て良い商品だと思えるので、今はこの生活クラブのドッグフードに出会えてよかったです。

生活クラブに加入せず、生活クラブのドッグフードを購入する方法

生活クラブ・スピリッツというHPで、2kg用のみですが購入ができます。
http://www.s-spirits-shop.jp/?pid=35687683

Amazonでも購入できます。＊シニア用もあり。

私も生活クラブに加入する前はこちらで購入していました。生活クラブに加入すると、2kg　4,390円→組合員価格　3,736 円と、2kg 650円以上安く購入できるので、これをきっかけに加入しました。

私はドッグフードのために生活クラブに加入したと言っても過言ではないのです！

ドライキャットフードや犬や猫用のおやつもあります。飼い主さん自身も身体によいものを、またペットにも同じようにできるだけ安心できるものを食べさせたいという方たちにも、ぜひ生活クラブがおすすめです！