出産で買い物に行きづらくなるために食材宅配サービスを検討したのですが、スーパー並みの品数があって価格もまあまあのパルシステムに満足しています。

野菜や肉・魚などだけでなく、お菓子やパンや納豆などの食品、それから洗剤やトイレットペーパーなどの雑貨といったものも銘柄は限定されますが大体買えるので、日常生活がカバーできます。

離乳食などの乳幼児向け食品や用品の特集もあります。絵本も定価より安く買えたので良かったです。

カタログのデザインも綺麗なので、見ていて結構楽しい。たとえば「にんじん500g」と書いてあっても、どれくらいの量かとっさにイメージするのは難しいですが、パルシステムのカタログでは商品ごとに目安の量の写真がちゃんと乗っているのでわかりやすいのも良い点です。

逆に不満というか不便なのは、配達が注文の1週間後ということにつきます。今は大丈夫ですが、最初はなかなか1週間後に必要なものをまとめて買うという感覚に慣れませんでした。

配達曜日と時間も指定されるので、本当は週初めのほうが都合がいいのになーと思ってもどうしようもありません。普通の宅急便のような再配達もないので、日中仕事がある人は厳しいと思います。

エコ系、有機栽培系に力を入れているみたいで、商品注文用カタログにもその記載があります。

全部ではないですが、野菜は泥付き・土付きが多いです。「土付き」として売っているゴボウやネギなどの他にも、ほうれん草や小松菜等も土多めなので念入りに洗う必要があります。たぶんその分新鮮なんだろうと思います。

それから、大手スーパーに並んでいるような規格野菜と違って、大きさや形が不揃いだったり、何か黒くなっている部分が付いていたりというのは多いです。

特別なブランド野菜のように「すっごく新鮮で美味しい！」っていう感じではないけど、関東の庶民的スーパーの野菜よりは上、私の印象としては東北や九州の田舎のスーパーの地物野菜か道の駅の産直コーナー野菜という感じに近いです。

果物は味のよしあしがわかりやすいと思いますが、やっぱりばらつきがあります。例えばバナナは力を入れているようで薫り高く美味しかった、リンゴも甘くて美味しかった、でもデコポンは今までに食べたことないくらい酸っぱかったという具合です。同じ果物でも同時に何種類かカタログに載っているので、美味しい品種を知っていればそれを選ぶか、値段が高い方を選べば外れにくいかもしれません。

肉はスーパーのものより美味しいと思います。普通の冷蔵肉の他に冷凍肉もあるのですが、「バラ冷凍」という挽肉や切り落とし肉などがパラパラに冷凍されて袋に入っている商品がすごく使いやすくて気に入っています。

バナナなどの特殊なものを除いて、野菜や肉は基本的に国産のみです。農薬や有機栽培などについては、基準を満たしたものにマークをつけているので簡単に選ぶことができます。

今、安全性ということで多くの方が気になるのは放射性物質だと思いますが、これも検査をしているようで、結果を書いた紙がカタログについてきます。

野菜や肉などの生鮮品にはそれぞれ産地が書いてあります。ただ、「産地：茨城・千葉・熊本・鹿児島」みたいな複数産地の商品もあるので（どれが来るかはわからない）、「東日本産は絶対ヤダ！」みたいな人には選択肢が少なくなるかも…。もちろん産地一カ所指定の商品もあります。

価格的には、普通のスーパーより少し高めくらいかな？と思います。スーパーの特売じゃない通常価格で考えるとそんなに変わらないかも。安くはないけど、高すぎるというわけではない、微妙なライン。

パルシステムでも毎週ごとに特売価格の商品がありますが、大概それほど安くはないです。でも品質を考えれば、まあ適正な価格かなと思います。

カタログを見ながらゆっくり注文できるのは便利です。配達員の方に手渡しする注文書も思ったより使いやすいです。

ただ、アナログ注文書は使い方が簡単な代わりに、1週間後納品書が届く前に何をいくら注文したか知りたければ自分で別途メモしておかなくてはなりません。その点はウェブ注文を使えばクリアできます。

不便なのはとにかく配達が1週間後ということです。慣れないと、注文したのを忘れてほかの買い物とかぶっちゃったり、足りなくなったりといったことがあります。あと、配達曜日と時間がパルシステム側から指定されるのでそれも少し不便です。

配達員の方とは、世間話をするわけでもないし、普通に挨拶して荷物を受け取る程度なので、特に可もなく不可もなくという感じです。何か不愉快な対応をされたり、勧誘や商品のセールスを受けたりといったこともないので満足しています。