野菜やお肉の品質は良く、スーパーで買うよりも新鮮だからか長持ちするのが特徴で、ミニトマトは届いて冷蔵庫で2週間たってもおいしく食べられる。

パルシステムは独自の栽培基準があり、その基準の厳しさで2つのブランドが設定されており、より安全性の高いブランドは値段も2～3割高めになる。その点でも消費者が値段も含めて商品を選択することができる。

遺伝子組み換えや産地にも配慮しており、放射線の検出限界値がほかの生協よりも低いのが安心できる。

カタログは2種類用意されていて、子育て世帯には「コトコト」というカタログを送ってくれるが、他に「yamyam」というベビーキッズ専用のオプションのカタログがあり、離乳食に使えるものや育児用品が多数ある。

離乳食に使える商品を使って離乳期ごとに分けられたレシピはかなり役立つ。パルシステムの無料スマホアプリ「きほんの離乳食」では、商品を使った離乳食を検索することもできて、子どもの離乳食ではとても便利だった。

配慮が細かい割に、他の生協に比べて商品の値段は大きく変わらないのが魅力的で、COOPとパルシステム両方のオリジナル商品が購入できるのも魅力的である。

パルシステムのオリジナル商品は、消費者が発案・考案したものも多く、加工された魚などは同じものでも2枚パックと3枚パックがあり選べるなど、使いやすくて助かる。

収穫したまま泥付きの野菜を届けてくれる。野菜、特ににんじんやレンコンといった根菜類は味が濃くしっかりしていて、歯ごたえも良い。

ほうれんそうは、色が鮮やかで香りも良く、スーパーで購入したものと違って、傷みにくい。

冷蔵のお肉は、色の赤みが特にきれいで、臭みがまったくなく、食べると柔らかいのにしっかりお肉の味がするので、シンプルなお料理に使いやすい。

冷凍の魚はおいしく解凍できるような解凍法についても記載されていて、冷凍によくありがちな強い臭みもない。

パルシステムは独自の栽培基準があり、有機農産物、またはそれに準ずると判定された農産物のブランド「コア・フード」と、農薬や化学肥料を各都道府県の基準の1/2に削減した「エコ・チャレンジ」がある。

コア・フードの方がより安全性が高く味が濃くておいしいが、エコ・チャレンジに比べるとお値段は2～3割は高めに設定されているので、スーパーで買うよりも高くなるのが難点。

遺伝子組み換えや産地にも配慮しており、カタログには遺伝子組み換え原料を使っているものや産地が、商品一つずつに記載されている。

放射線の基準は、野菜や子どもの食品に関しては国の基準の1/5に設定されており、特に子どもの食べるものは細かく検査され、注文用紙とともにその検査結果が入ってくるので、確認もしやすい。

いつも購入している「福神漬け」は具材すべてが国産野菜で化学調味料不使用の甘味のあるおいしい福神漬けになっている。パルシステム以外でそこまでこだわった福神漬けはそうそう買えないと思っている。

「さばのみぞれ煮」は、ノルウェー産のさばにたれの大根は国産、と原料にもこだわっており、パルシステムのオリジナル商品なので添加物が少なく、骨もとってあるので子どもでも食べやすい。

商品の値段については、妥当な値段でネット限定のお買い得商品などもあり、おおむね満足しているが、手数料などについては不満が残る。

ほしい商品が必ず毎週発売されるわけではないので、注文が隔週になることが多いが、全く注文しなくても手数料194円がかかってしまう。

キッズ特典が使用できるので、一回で3000円以上購入があれば手数料がかからないが、3000円も購入するときばかりでない。隔週プランがあったら助かると思っている。

注文用紙での注文だと、その日に配達されたものと交換で配達員に渡すので、その日に届いたものを確認して注文することはできないが、ネット注文だと翌日のお昼まで注文の変更ができるので、とても便利。

ただ、夕方に配達されて、翌日のお昼までに注文なので、あわただしく、うっかり忘れてしまうこともある。

ネット注文は簡単で見やすく、アレルギーなども登録しておけば注文したものにアレルゲンがあると教えてくれる機能もある。締め切り時間までは何回でも修正が可能なので、締め切り時間ぎりぎりまで検討できる。

まだ始めたばかりのころ、配達員の方が家庭状況を考えて商品をおすすめしてくれ、それがうちの定番になった。（サバのみぞれ煮、冷凍うどん、豆腐など）